ザリガニの可食部は少ない。
中国に来て半年、ようやくザリガニ料理を食べる機会を得られたので、
ここに食べ方、味の感想を記録します。
ザリガニ調理方法
出張先の晩餐で円卓に堂々と現れたのがプリっと茹でられたザリガニたち。
彼らの調理方法は至ってシンプルです。
基本的には養殖で育てられたザリガニ。
お店の水槽で丁寧に泥抜きされた彼らを
たっぷりのニンニクとニラと一緒に茹で、真っ赤に染まれば完成です。
その鮮やかな赤色はロブスターと遜色ないと感じました。
ザリガニの食べ方
ザリガニの食べ方を現地の方に教えていただいたので、ここに記しておきます。
まずは、頭の上部を開けます。
頭と腹の境目へ指を入れ勢いよく頭を引けば開けられます。
カニでいう甲羅を半分に分ける作業と同じですね。
こうすると現れるのが、蟹味噌ならぬザリガニ味噌。
ザリガニ味噌を吸うように頂きます。
蟹味噌と比べるとあっさりしつつも、
味噌としてのクリーミーさを残しており、
お酒が進む味わいです。
人によっては食べないらしいですが。 。。
新鮮そうであればぜひ試していただきたい。
次にメインである身の部分を頂きます。
残っている頭の下部と腹部を外して分けます。
最後に腹部から甲羅を外します。
この時のコツは、腹部の軸方向に対して垂直に甲羅を割ることで身から甲羅を外しやすくなります。
人の体で言うと、右手と左手をお腹の前で合わせるような方向に折り曲げる作業になる。
甲羅と尻尾を外すと、ようやくメインディッシュの身の部分のお出ましです。
ここで焦ってはいけません。背中側にあるはらわたを外すのが鉄則です。
ここまで来るとやっと食べられるのですが、
ザリガニの全身に対して、身は約2割程しか残らない。少し寂しい。
ザリガニの味
ザリガニの味わいは、端的に言うとボイルしたエビでした。
カニのような水々しさはなく、どちらかと言うとロブスターに近い。
ロブスターほどではないが、回転すしのボイルエビよりもプリプリした食べ応えです。
これが安価で沢山食べられるなら文句はない。
今回はニンニクとニラのアクセントにより食が進む味わいでした。
醤油や酢が置かれていることもあるので、付けて食べれば飽きずにペロッと食べられてしまいます。
ちなみにハサミの部分を切り離して少しだけ出てくる身を食べる人もいますが、
これはマイノリティらしい。
最後に
日本人の読者はザリガニ食へ嫌悪を抱く人が多いのはわかります。
しかし、知って頂きたいのは、今は養殖しているということです。衛生管理はばっちりです。
広い中国では、内陸でも多く採れる高たんぱくなザリガニは大変貴重な食材なのだと思われます。
機会があればぜひ1度試してみてください。
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